ハードルが3つ重なっていた

転職を決めた時、自分の状況をあらためて整理してみました。

  • 40歳超え(転職市場では「35歳限界説」がまことしやかに語られる年齢)
  • 子供が4人(養育費のことを考えると、リスクを取りにくい)
  • コンサルタント未経験(薬剤師の経験はあっても、コンサル業界では「畑違い」)

「35歳限界説」どころか40歳超えで、扶養家族が妻と子ども4人いて、しかも未経験。

3つのハードルが見事に重なっていました。

傍から見たら「無謀」と言われても仕方ない状況です。 自分でも、正直そう思っていました。笑

それでも、やってみました。

結果、115社に応募して、1社の内定を勝ち取りました。


転職エージェントは頼りにならなかった

最初は素直に、転職エージェントに相談しました。10名弱に連絡を取りました。

返ってきた言葉は、ほぼ全員が同じ方向でした。

「年齢的に厳しいですね」 「未経験では、年収はかなり下がりますよ」 「薬剤師求人のほうが、すぐ決まって働きやすいですよ」 「良さそうな求人があれば連絡します」→ その後、音信不通。

正直に言います。 完全に、見捨てられた感覚でした。涙

でもよく考えれば、転職エージェントはビジネスです。 決まりやすい人を決まりやすいところに送り込むのが合理的な動き方です。 40歳・未経験のコンサル志望を積極的に支援するインセンティブが、彼らにはない。

ならば自分でやるしかない。

エージェント経由の応募をやめて、求人サイトや企業への直接応募に切り替えました。


114社落ちて、最後の1社で内定を勝ち取った

1社落ちるたびに、何かが積み上がってゆく。

最初は「書類選考落ち」が続きます。 書類だけで落とされる。顔も見てもらえない。

ある程度慣れてきた頃、ようやく面接に呼んでもらえるようになってくる。 でも今度は面接で落とされる。

1次面接、筆記試験、2次面接、最終面接。 各ステップで落とされます。

数十社、落ちました。 また数十社、落ちました。

子どもたちが4人いる中でこれをやっていると、「本当にこの選択は正しかったのか」と自問する夜が来ます。

それでも、やめませんでした。

なぜか。

根拠はなかったけれど、「自分には市場価値がある」と信じていたから。 そして、日本には何百万社もある。その中のどこかに、自分を必要としてくれる会社があるはずだと信じていたから。

根拠ゼロの思い込みです。笑 でも、この思い込みが最後まで自分を動かしてくれました。


転職成功に欠かせなかった3つのこと

鉄則① 諦めない。エージェントに任せきりにしない

これを読んで「根性論かよ」と思った方、その通りです。根性論です。

でも、諦めたら本当に終わりです。

エージェントに任せて待っているだけでは、40歳・未経験の転職は動きません。 自分で動き続けることが、唯一の突破口でした。

115社に応募して1社内定。 この1社に出会えたのは、諦めずに動き続けたからです。それ以外に理由はありません。

鉄則② 職務経歴書を「取扱説明書」として作り込む

職務経歴書は、自分という人材の取扱説明書です。

「何をしてきたか」を羅列するだけじゃ弱い。 コンサルタント職を目指すなら、特に以下の流れで書くことをおすすめします。

課題 → 施策 → 成果

薬局で何かを改善した経験。 患者対応で工夫したこと。 チームをまとめた場面。

どんな経験でも、「何が問題で、どう動いて、どうなったか」という流れに乗せると、論理的思考力と問題解決能力が伝わります。

自分の場合は生成AIも活用して叩き台を作りましたが、AIが書いた文章はそのまま使ってはいけません。「盛った表現」になりがちで、面接で聞かれると答えられない。最後は必ず自分の言葉に直す。

面接相手はプロです。嘘や誇張はすぐ見抜かれます。

鉄則③ 日々の仕事に、今から全力で取り組む

職務経歴書に書けることは、今の仕事の積み重ねから生まれます。

「転職したいけど書くことがない」という人は、今の仕事への向き合い方を変えてみてください。

言われた通りにこなすだけの日々では、経歴書のネタは生まれません。

  • なぜこの仕事が必要なのか
  • どうすれば改善できるか
  • この改善が組織にどう影響するか

この視点を持つだけで、日常の業務がすべて経験値になります。

転職の準備は、転職を考え始めた瞬間からではなく、今この瞬間から始まっています。


40歳・4児の父でも、できた

繰り返しますが、自分の状況は客観的に見て厳しかった。

40歳超え。4人の子持ち。未経験の業界へのチャレンジ。

それでも内定が出た瞬間、本当に、本当に、諦めなくて良かったと思いました。涙

未経験転職は、できれば30代のうちに動くほうが現実的に楽です。それは否定しません。

ただ、40代でも不可能じゃない。

条件が揃えば奇跡が起きるわけじゃなくて、諦めずに動き続けた人が、最後の1社に出会えるというだけの話です。


今、転職を考えているあなたへ

焦らなくていい。でも、止まらないでください。

あなたの転職活動が、実り多きものとなることを心から願っています。