先日、スマホの画面を見ながら「え、これって…?」と固まってしまいました。

子どものMIRAIRO ID(デジタル障害者手帳アプリ)を確認していたら、こんな表示を発見したんです。

「備考(有料道路割引証明印欄)」

…高速道路、割引になるの?

恥ずかしながら、子どもが愛護手帳(療育手帳)を取得してから数年、ぼくはこの事実をまったく知らなかったんです。

毎年、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始と、自分と妻それぞれの実家に高速道路を使っていたのに!涙

「知らなかった…損してた…」と天を仰いだあの瞬間、同じ思いをしているパパ・ママさんがたくさんいるんじゃないかと思って、この記事を書くことにしました。

愛護手帳(療育手帳)には、まだ知られていないメリットがあります。今日はそれを全部まとめてお伝えします。


そもそも愛護手帳(療育手帳)って何?という方へ

まず簡単におさらいしておきましょう。

愛護手帳とは、知的障害のある方に交付される手帳のことです。地域によって「療育手帳」「愛護手帳」「みどりの手帳」など名称が異なりますが、制度の中身はほぼ同じです。

等級は自治体によって異なりますが、おおむね**重度(A)と中軽度(B)**に分かれており、等級によって受けられるサービスの範囲も変わってきます。

「うちの子は軽度だから、大したメリットないんじゃない?」と思っていませんか?

実は軽度でも受けられる制度はたくさんあります。ぼくもそこを誤解していたひとりです。ひとつひとつ、確認していきましょう。


【今回の本題】高速道路料金が半額になる!

割引の基本情報

愛護手帳(療育手帳)を持っている場合、有料道路(高速道路含む)の通行料金が50%割引になります。

条件はシンプルです。

  • 障害者本人が同乗していること
  • 本人または家族名義の車(1台のみ登録可)

これだけです。

帰省のたびに高速を使う家庭にとっては、GW・お盆・年末年始の3シーズンだけでも、年間でかなりの金額になります。ぼくのように「知らなかった!」という方、ぜひ今すぐ手続きを進めてください。

申請方法はとても簡単

申請先はお住まいの市区町村の福祉窓口です。

必要なものはこちら。

  • 療育手帳(愛護手帳)
  • 車検証
  • ETCカード(ETCを利用する場合)
  • 印鑑

窓口で「有料道路割引の申請をしたい」と伝えるだけでOKです。

申請が通ると、手帳に**「有料道路割引証明印」**が押されます。MIRAIRO IDアプリの画面にも「備考(有料道路割引証明印欄)」という表示があり、ここに証明が記録されます。

ETCを使う場合は追加手続きが必要

ETCで高速を利用している場合は、ETC利用登録が別途必要になります。

市区町村の窓口で申請した後、ETCのセットアップ店でも登録手続きが必要です。カーディーラーやカー用品店で対応してもらえるので、併せて確認しておきましょう。

少し手間はかかりますが、一度やってしまえばあとは自動で割引が適用されます。やらない理由はありません。


高速以外にもあった!知っておきたい愛護手帳のメリット

せっかくなので、高速道路以外の割引・メリットもまとめておきます。

知っているようで、意外と知らないものが多いんです。

電車・バスの運賃が半額になる

JRや私鉄・バスなどの公共交通機関でも、障害者手帳を提示することで運賃が割引になります。

MIRAIRO IDの画面に表示されていた「旅客運賃減額 2種」というのがまさにこれです。帰省や家族での移動、お子さんの通院・通所での交通費がぐっと抑えられます。

これを知らずに何年も満額払っていたパパ・ママさん、もしかしていませんか?涙

航空運賃も割引になる

ANAやJALなどの航空会社でも、障害者割引運賃が設定されています。家族旅行や帰省で飛行機を使う機会があれば、事前に確認しておくと節約になります。

チケット購入の際に手帳の提示が必要になるので、忘れずに持参しましょう。

映画館・テーマパーク・博物館など

施設によって対応は異なりますが、映画館・水族館・動物園・博物館・テーマパークなどでも、本人および付き添い者の入場料が割引または無料になる場合があります。

お出かけの前に施設のウェブサイトを確認するか、窓口で手帳を提示してみてください。意外なところで割引が受けられることがあります。

税金の控除・減免

所得税・住民税・自動車税など、税金面での優遇措置もあります。

確定申告の際には「障害者控除」を申告できますし、自動車税は申請すれば減免になる場合があります。こちらも自治体や等級によって内容が異なるため、年に一度は福祉窓口や税務署に確認しておくのがおすすめです。


「なんで今まで誰も教えてくれなかったの!?」というのが本音

ここで少し、ぼくの本音を話させてください。

ぼくは薬剤師として15年以上働き、40歳を超えてから未経験の医療経営コンサルタントへ転職しました。転職活動では115社に応募して内定は1社。エージェント全員から「難しい」と言われながら、それでも飛び込んだ世界です。

そのときの経験から学んだのは、「知っているか知らないかで、人生の選択肢は大きく変わる」ということです。

今回の高速道路割引の件も、まさにそれでした。

子どもの障害がわかったとき、療育手帳を取得するとき、たくさんの窓口でたくさんの説明を受けました。でも「高速道路の料金が半額になります」と教えてくれた人は、誰ひとりいなかったんです。

制度は存在するのに、必要な人に届いていない。

これ、医療や福祉の現場でよく見る光景です。コンサルタントとしての視点からも、「情報の非対称性」がいかに人々の不利益につながるか、改めて痛感しました。

座右の銘は「刺激があるから人生は愉しい」と思っているんですが、今回ばかりはもう少し早く知りたかった笑

あなたはどうですか?「知っていれば良かった…」という制度、他にもありませんか?


申請を後回しにしがちなパパ・ママへ

「分かった、やらなきゃ!」と思っても、育児と仕事に追われているとなかなか動けないですよね。ぼくもそのタイプです笑

でも、高速道路割引の申請はかなりシンプルです。

福祉窓口に行って「有料道路割引の申請をしたい」と伝えるだけ。

所要時間は30分もあれば十分なことが多いです。

もし平日に時間が取れないなら、土曜に開いている窓口がある自治体もあります。お住まいの市区町村のウェブサイトで確認してみてください。

また、窓口に行ったついでに「他に使える制度はありますか?」と一言聞いてみることを強くおすすめします。担当者からまとめて教えてもらえることも多く、思わぬ制度を知るきっかけになります。

次のGWまで、もう時間はあまりないんです。だからこそ、今週中に動いてほしいんです。


まとめ:愛護手帳(療育手帳)のメリット一覧

最後に今回ご紹介した内容を整理します。

制度内容
有料道路割引高速道路など50%割引(要申請)
公共交通機関電車・バスの運賃割引
航空運賃ANA・JALなどの障害者割引
施設入場料映画館・テーマパーク等で割引・無料
税金控除所得税・住民税・自動車税の減免

どれも申請しなければ受けられない制度です。

「知らなかった」では済まされない金額になっていることもあります。ぼくがまさにそうでした涙

障がい児を育てるパパ・ママには、本当に使えるお金を大切に、必要なところに使ってほしいと思っているんです。制度はあなたの味方です。

まずは今週中に、市区町村の福祉窓口へ電話一本入れてみてください。それが、数万円の節約への第一歩になるかもしれません。


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