座右の銘の探し方|ぼくの「刺激があるから人生は愉しい」はゲームのセリフが原点だった


ある夜、AIとチャットしながら気づいたことがあります。
「ところで、あなたの座右の銘の起源って何ですか?」
そう聞かれて、ぼくは少し間を置いてしまいました。
「刺激があるから人生は愉しい」
この言葉、何年も使い続けてきたのに、起源を正面から聞かれたのは久しぶりで。
正直に言います。
ぼくの座右の銘の起源は、ゲームキャラクターのセリフです。笑
Devil May Cry 4というアクションゲームに登場する主人公ダンテが、戦いの最中にこんなことを言うんです。

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Though a fight every now and again does make life more interesting. Don’t ya think?
「たまに戦いがあるからこそ、人生はより面白くなるもんだろ?」
そのセリフに、当時20代のぼくはビリビリときてしまいました。
「これだ」と思ったんです。
不真面目に見えますか?笑
でも今回は、その「不真面目な起源」を堂々と書いてみようと思っています。
なぜなら、座右の銘の探し方として、これが一番本質的だと思っているからです。
座右の銘は「探すもの」じゃなくて「出会うもの」だった
「座右の銘が欲しいんだけど、どうやって探せばいいの?」
そう相談してくれる人が、意外と多いんです。
ぼくもかつてそう思っていました。
「かっこいい言葉をどこかから拾ってこなければ」と思って、名言集をパラパラめくったり、偉人の伝記を読んだり。
でも、どれもしっくりこなかった。
理由は単純で、「自分の体験と紐づいていなかった」からだと思っています。
名言集に載っている言葉は、確かにきれいです。でも、それは他の誰かが自分の人生を通じて絞り出した言葉。
ぼくにとっての「刺激があるから人生は愉しい」は、薬剤師として15年以上働いて、40歳を超えてからコンサルタントに転職しようとして、エージェント全員に「難しい」と言われて、それでも115社に応募し続けた体験と、完全に重なっている言葉なんです。
「戦いがあるから、人生は面白くなる」
114社に落ち続けながら、次の応募書類を書いていた夜。あのときぼくの頭の中にあったのは、まさにこのダンテのセリフでした。
あなたには、「自分の体験に刺さった言葉」との出会いがありますか?
ゲームのセリフが座右の銘になるまで
少し解説しておきます。
Devil May Cry 4のダンテというキャラクターは、悪魔と人間のハーフで、常に圧倒的な敵と戦い続けています。
普通に考えれば、戦いは辛くて、苦しくて、できれば避けたいものですよね。
でもダンテは、戦いを「問題」じゃなくて「スパイス」として捉えています。
逆境を恐れるどころか、むしろ歓迎している。
ぼくが最初にこのセリフに惹かれた理由は、そこでした。
「そうか、しんどいことって、避けるものじゃなくて、面白がるものなのか」
20代のぼくにとって、それは小さなコペルニクス的転回でした。
ただ、原文の “a fight” という言葉をそのまま使うのは、ちょっとキャラが出すぎる 笑
だから自分なりに咀嚼したんです。
「戦い」→「刺激」
“fight” を「刺激」と意訳することで、戦いという具体的なイメージを抽象化して、あらゆる困難・挑戦・変化・予想外の出来事にまで広げることができた。
転職活動の苦境も、4児の育児のドタバタも、コンサルとして初めてクライアントに向き合う緊張感も、全部「刺激」というひと言で包めるようになったんです。
翻訳ひとつで、ダンテのセリフはぼくの言葉になりました。

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座右の銘の探し方:3つのステップ
では、具体的にどうやって自分の座右の銘を見つければいいか。
ぼくの経験から、3つのポイントを整理してみます。
① まず「しっくりくる言葉」を集める場所を変える
「名言集」や「偉人の格言」から探そうとするのは、最初から難易度が高いです。
なぜなら、それらの言葉は他の誰かの文脈で生まれたものだから。
むしろ探す場所を広げてみることをおすすめしています。
- 読んでいる本の一節
- 映画やドラマのセリフ
- ゲームのキャラクターの言葉(これ、本当にアリです笑)
- 誰かの何気ない一言
- 自分が日記やSNSに書いた言葉
ぼくの場合はゲームでしたが、知り合いの経営者は「ラーメン屋の壁に貼ってあった紙」が座右の銘の起源だと言っていました 笑
どこから来たかじゃない。自分に刺さったかどうかだけが基準です。
あなたが最近「なんか刺さるな」と感じた言葉って、どこで出会いましたか?
② 「体験と紐づいているか」を確認する
言葉を見つけたら、次の問いをひとつ立ててみてください。
「この言葉、自分のどんな体験と重なっているか?」
重なる体験がひとつも思い浮かばなければ、今の自分の座右の銘には早いかもしれません。
逆に、体験と紐づいていれば、その言葉はどんどん育っていきます。
ぼくの「刺激があるから人生は愉しい」は、転職活動中に体験と紐づき、育児の中でまた重なり、コンサルとしての仕事の中でさらに深まっていきました。
同じ言葉でも、年を重ねるごとに解像度が上がっていく感じ。
それが、自分の言葉になっている証拠だと思っているんです。
③ 「使ってみる」を繰り返す
座右の銘は、決めたら終わりじゃないです。
使い続けることで、どんどん自分に馴染んでいく。
ぼくはX(旧Twitter)のプロフィールにこの言葉を入れていますし、ブログでも事あるごとに書いています。
正直に言います。
最初は「なんかキャラ作ってる感じがして恥ずかしい」と思っていました笑
でも、言葉にし続けることで、だんだん「これが自分の軸だ」という感覚が強くなってきた。
言葉が自分を作るんです。
そういう感覚、ありませんか?
「かっこいい座右の銘」より「自分らしい座右の銘」
誤解してほしくないんですが、偉人の名言が悪いわけじゃないです。
ぼくも好きな言葉はたくさんあります。
ただ、「座右の銘」として機能するかどうかは別の話で。
座右の銘は、しんどいときに自分の背中を押してくれる言葉じゃないといけない。
114社に落とされ続けながら、次の応募書類を書くために深夜に机に向かうとき。
コンサルタントとして初めてクライアントに怒られたとき。
4児の育児で、全員同時に泣き始めて「もう無理かも」と思ったとき。涙
そういう瞬間に、「刺激があるから人生は愉しい」という言葉が、ぼくを立ち上がらせてくれました。
「かっこいい」かどうかは、ぶっちゃけどうでもいい。
「自分に機能するか」だけが問題なんです。
その基準で言えば、ゲームのセリフでも、マンガの台詞でも、ラーメン屋の壁の言葉でも、全部アリです。
まとめ:起源が不真面目でも、本物の言葉になれる
今回のことをAIと話していて、気づいたことがあります。
ぼくは長い間、「座右の銘の起源がゲームのセリフ」であることを、ちょっと恥ずかしいと思っていました。
「薬剤師として15年以上の経験を持ち、40歳超えでコンサル転職を成し遂げた人間が、座右の銘の起源がゲームって笑」
そんなふうに思っていた節がある。
でも、違うんです。
ダンテのあのセリフは、ぼくの体験に本当に刺さっていた。
そしてそれを「刺激があるから人生は愉しい」と自分の言葉に翻訳して、15年以上使い続けてきた。
起源がどこにあるかじゃない。
その言葉が、自分の人生を支えているかどうか。
それだけが、本物の座右の銘かどうかの基準だと思っています。
あなたもぜひ、「かっこいい名言」を探すのをいったんやめて、自分が最近「刺さった」と感じた言葉を、ひとつだけ書き出してみてください。
それが、あなたの座右の銘の原石かもしれないですよ。

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