この言葉は妻の里帰り出産のために入院した病院の理事長先生が書かれてた書籍の一節です.
「子育ては笑っちゃうくらい大変で,泣けるくらい楽しい」
妻の出産に前日から立ち合い,産後退院するまでの間,実に4泊5日,
自分も妻につきっきりで寄り添いました.
まぁ助産師看護師さんたちは,
「あのダンナさんいつもいるよねー仕事してるのかしら?」
といぶかしがられてしまいましたが 笑
本陣痛が始まってゆうに22時間,
まるまる1日がかりの出産を終えて,
へとへとヘロヘロな妻を支えながら,
生まれたばかりの息子の育児に自分もオロオロ.
その合間に,
正確には妻と息子が寝ている間に,
子育ての予習がてらつらつらと本を読み進めていった中でこの一節に出会いました.
「子育ては笑っちゃうくらい大変で,泣けるくらい楽しい」
ほんと,その通りです.
というか,この言葉の選び方が接妙.
普通なら,
「大変」には「泣けるくらい」
「楽しい」には「笑っちゃうくらい」とか
そんな感情表現の言葉をつなげるはずのところを,
反対にしています.
もしかしたら子育ての経験がない人には違和感を感じるかもしれません.
でもです,たぶん,きっとこの表現方法が,
「ああ,だよね」
と腑に落ちる日が読者のあなたにもきっと来ることでしょう.
子育ては大変です.
まず赤ちゃんは言葉がまだ通じません.あまり前ですが.
生まれたばかりの子供は生きていく上であらゆることを親に依存します.
授乳,排泄,睡眠,遊び,etc, etc…
一つ一つについて,親が
「この子はいまいったい何を求めているんだろう?」
と察してあげる必要があります.
それが合致すればすんなりとことが進む…
…はずがないです!(大声)
授乳一つとっても子供の姿勢がちょっとでも悪いとスムーズに飲んでくれません.
また飲んだとしてもすぐ吐きます.時には勢いよく吐いてカーペットがベッチャーに汚れます 涙.
おむつ替え一つとっても子供がすんなり両足を広げて大人しくしてくれるわけがありません.
ひどい時には肛門まわりをおりふきで拭いている最中に,
うんちバズーカ発射ぁああ!!!
となってあたりいちめんうんちまみれ〜パパのズボンも被害甚大〜,涙 涙
注:これを肛門刺激反射といいます
睡眠一つとっても子供は上手に眠りつけません.
特に生後3ヶ月くらいまでは入眠間際のギャン泣きがまぁひどいことひどいこと…
眠たいのに眠れないんじゃぁあああああ!!!
という息子の全力の泣き声で耳が「キーン」となるのも慣れました,涙 涙 涙
とまぁ大変さはこれ以外にも枚挙にいとまがないです.
はじめはあまりの大変さに辟易していたんですが,
本格的な育児に臨む前にこの言葉に出会っていたので,
「この大変さも楽しむくらいの心持ちでいればいいかな」
なんて考えていたんです.
すると不思議なことに,本当に不思議なことに,
大変なときでも自然と笑いがこみ上げてくるんですよ.ワッハッハ,アッハッハ.
本当に不思議なもんです.
これは運が良かったなぁ.
もちろん大変なことだけじゃなくて,嬉しいこともたくさんあります.
ふとしたときに,息子が自分の顔をじーっと見て
「にこ〜っ(о´∀`о)」
って笑ってくれたときはもうパパ胸キュンですよ.可愛いことこの上ないです.
日に日に大きくなって,
首が座ったり寝返りができたり,
ハイハイ始めたり離乳食を完食してくれたり,
つかまり立ちしたり一人歩きしたり,
かまって欲しくて両手を挙げて「パパだっこしてー(о´∀`о)」とねだったり,
成長の階段を全力でかけあげる息子がとにかく可愛いんです.
とにかく息子が可愛い.
息子が世界一可愛い.ムフフ.
嬉し泣きするくらい可愛い.
ほんと,泣いちゃうくらい,嬉しいんです.
嬉しいから,泣けてくるんです.
だから,この言葉の当意即妙さが,
日を追うごとにその通りなんだなと実感できるんです.
「子育ては笑っちゃうくらい大変で,泣けるくらい楽しい」
そんな体験をあなたにも.
今日はここまで.
それでは▽